頼される技士を目指して頑張ります!
臨床工学科
臨床工学技士 Mさん
「臨床工学技士」という仕事を選んで
私は、小さいころから医療関係の仕事に就きたいと漠然と思っていました。中学生のころ、膝の手術を受けたときに医療機器(内視鏡)に興味を抱いたのです。もともと機械を扱うことも好きでしたし、医療機器を扱う臨床工学技士という仕事を目指して医療系の大学に進学し、臨床工学技士の資格を取得しました。自分自身の興味の部分に加え、幼少期よく遊んでくれた祖父ががんを患い体が弱っていたため、それをフォローしながら働きたいという強い気持ちも、医療への道を目指したきっかけになりました。
就職先を決めるとき、急性期病院ではなく慢性期病院を選びました。短期間で急速に学び進めていく環境が自分自身には合っていないと感じていたためです。一方で、慢性期病院では患者さんの急変も多く、それにすぐ対処できる技量が求められるという面もあります。慢性期病院でしっかり患者さんと向き合い、どのような場合でも対処できる技士になりたいと思い、当院への入職を決めました。
当院の臨床工学技士に求められていること
当院の臨床工学科の業務内容には主に、透析業務と医療機器管理業務があります。個人透析装置の立ち上げや、透析液濃度測定、プライミング作業、穿刺作業、バイタルチェック、返血作業、機械の清拭、医療機器の貸出、人工呼吸器や院内医療機器の管理などです。患者さまが安心して機器を使用できるように、毎日点検・整備を行っています。臨床工学技士は医療機器のスペシャリストであるという誇りを持って働いています。現在当院の臨床工学技士は5人と少ない状況です。人数が少ないため個々のスキルが求められますが、その分成長も大きい環境です。
やりがいのある仕事だからこそ、さらなるスキルアップも視野に
当院では新人教育の一環として、主任がプリセプターとしてついてくださり、主任が不在のときは他の先輩がしっかり対応してくださいます。先輩には聞きたいことをすぐ聞くことができ、先輩方もすぐに返答してくださいます。聞いたことだけでなく、自分が忘れていることなども指摘してくださり、とてもありがたいです。
今後のキャリアアップについてはまだ詳しくは考えていませんが、患者さまに信頼される技士を目指して頑張りたいです。患者さまの状態や気持ちをいち早く察知し行動できる技士、患者さまひとり一人に合った臨機応変な対応ができる技士になりたいと思っています。
いずれは透析認定士を取得したいですし、その後は他の認定士なども視野に入れていきたいと考えています。
臨床工学技士は地味なイメージがあるかもしれませんが、水面下で支えている必要不可欠な仕事です。医療機器がないと患者さまの命は救えません。命を守る医療機器の操作や管理を行う臨床工学技士はやりがいのある仕事です。
当院への入職を考える臨床工学技士へ
プライベートは休暇と仕事をしっかり分けて過ごせていて、ライフワークバランスがきちんと取れています。休日は友達とゲームをして過ごしたり、カラオケに行ったり、最近はボウリングにはまっています。体調不良や家庭の事情などで急に休まないとならない場合にも、日々のケースをスタッフ間で相互に共有し対応できるので、安心して働ける環境だと思います。