患者さまのQOLを保ちながら
寄り添っていきたい
リハビリテーション科
言語聴覚士 Nさん
医療型療養病棟 / 7年目
特殊疾患などの経験を積みたいと考え転職
当院に入職を決めたのは、特殊疾患病棟があり、いろいろなケースを経験できそうだったからです。自宅から近い、という部分も大きなポイントでした。特殊疾患病棟には難病の患者さまや、パーキンソン、脊髄小脳変性症など、治療の難しい疾患の患者さまが入院されています。以前の職場でもパーキンソンの方はいらっしゃいましたが、難病の病棟というのはありませんでした。
入職当時は5階の特殊疾患病棟を担当していたこともありますが、今は療養病棟8階を担当しており、毎日病棟へ行っています。イメージしていた以上に患者さまの個別性が高く、難易度は高いと思います。患者さまのなかには、日によって症状が全然違うこともあり、その場で訓練内容を考えて変更することもあります。
言語聴覚士として患者さまに何ができるのか
高齢の患者さまや、神経疾患の患者さまは言語が通じないことも多くあります。言葉がうまく話せない患者さまは、自分自身の気持ちを相手に伝えにくいためにメンタル的に落ち込んでいたり、怒りやすかったりします。このような患者さまとうまく意思疎通がはかれたときや、喜んでもらえたときは、患者さまのフラストレーションをうまく軽減できたな、とやりがいを感じます。
日々の食事は看護師が担当しますが、当院で初めて食事を摂られるときや食事を内容が変わるときなどは、私たちSTが担当します。
以前、気管切開しており経管栄養で鼻から管を入れていた患者さまがいらっしゃったのですが、こだわりが強く嚥下訓練もあまりやってくださいませんでした。でも、コーヒーを飲む練習をすると、患者さまが変わっていきました。前向きに練習をしてくださり、最終的には普通の食事を食べられるようになったのは、印象に残っています。このケースのように、訓練に前向きになってくださるのは、すごく嬉しいです。
当院での学びについて
当院の新人研修は充実しています。日々の業務の中で具体的な課題をひとつみつけて、PDCAサイクルに当てはめて時には検討しなおしながら、計画を立て実践することを学んでいきます。入職当初は、言語聴覚士としてまだ3年目でした。分からないことも多く、困ったときは先輩に相談していました。ときには一緒に付いてきてもらい、指導していただくこともありました。
中堅くらいになると、リーダーを目指す人材を育成する「中堅育成プログラム」もあります。ここでは、症例検討だけではなく、リハビリテーション科の業務をスムーズにする内容、管理者に向けた業務改善のポイントなどを学びます。そのほかにも、個人が企画する勉強会があります。
プライベートも充実する環境
プライベートは自転車に乗るのが好きなので、遠出をしています。果物の木を育てたり、庭いじりもよくやっています。仕事とプライベートの切り替えが、うまくできていると思います。休みもちゃんととれているので、プライベートは自由に行動しています。
リハ科のメンバーはみんなフランクで話しやすく、上下の垣根もなく相談しやすいメンバーです。先輩からの声掛けも多いので、困ったときも相談しやすいところが良いですね。
貪欲に何でも吸収したがる人や、何でも挑戦したい人、ぜひ一緒に働きませんか?