医療法人財団 明理会 埼玉セントラル病院

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理学療法士 Wさん

患者さまの生活を思いながらのサポート、
できるようになったことを
共有できる喜び

リハビリ科 理学療法士 Wさん

当院へ入職を決めたきっかけ

グループの就職相談会に参加して、見学したいくつかの施設なかのひとつが当院でした。相談会では希望の領域が回復期であることや地域特性などを伝えた上で、いくつかの施設をピックアップしていただきました。最終的に当院を選んだ決め手となったのは、病院全体の落ち着いた雰囲気と、対応してくださった先輩方の多くがとても穏やかな方だったことです。自分の性格と合っていると感じました。

回復期や療養期における理学療法士の仕事

理学療法士の仕事は領域によって異なります。昨年まで勤務していた回復期では、ケガや病気で入院された患者さまの動作獲得を目指すということが主になります。
一方、今年から異動した療養病棟では、入院中の生活でのQOLの向上を目指しています。状態が安定し安心して暮らすことができるよう、その方の状態に合わせて、病院という生活の場で家と同じように生活できるよう機能の練習を行っていきます。

療養期病棟とひと口に言っても、状態の悪い方から家と同じように生活できる方とさまざまです。「この患者さまの状態に応じて」という視点が、とても重要なのです。
私が担当する患者さまのうち、歩くことができるのは2割くらいで、8割の方は寝たきりです。患者さまによって関節が固まっていたり、拘縮が進んだりしていますから、患者さまそれぞれに少しでも楽な姿勢を取ることができるようにというところを目指しています。また、リハビリ科では私たちPTのほか、ST(言語聴覚士)、OT(作業療法士)のチームで協力し合っていて、STなら嚥下機能や言語に関わる能力、OTなら精神状態や日常生活での関わりなど、より専門的な視点からの気づきを日々の業務のなかで共有しています。さらに情報共有を深める場として、定期的なカンファレンスを利用しています。


リハビリをしていくなかで、患者さまが新しくできるようになったこと、それをPTである私と共有し、患者さまが喜んでくれることにとてもやりがいを感じています。なかでも印象に残っているのが、当院に入院される患者さまとしては比較的若い、ある男性患者さまです。
回復期に入院された当初は歩くことができず、起き上がることもできないくらいの状態でした。この患者さまは、ご自分の体の変化や上達具合にとても繊細で、よく気づかれる方でした。日々少しずつ改善していくことを共有し、喜びながらリハビリを頑張られ、最終的には歩けるようになって退院されました。
退院1年後くらいに元気に歩いて外来受診されている様子を見かけたのですが、患者さまの方から「Wさん!」と名前で声をかけてくださいました。これはとても嬉しかったですね。

患者さまの「生活」を考えられる理学療法士を目指す

回復期での経験が長かったので、回復期のその後、退院後の患者さまの生活が気になっています。維持期、生活期の部分ですね。
現在は維持期や療養期の患者さまと関わっていますが、老健やデイサービスなど、退院後にどのような生活されているのか、そのなかでどのようなリハビリをしているのか。これが自分自身の進んでいきたい道ではないかと考えています。患者さまの考えや生活対する希望をうかがい、「理学療法士として何ができるのか」を考えることを大切にしています。理学療法士はどうしても動作などに着目しがちなのですが、もっと患者さまの生活や内情など、そういうところまでご家族を含め一緒に考えていけるような仲間とともに、仕事ができたらいいなと思っています。

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