を目指して頑張っています
看護部
新人看護師 Yさん
医療型療養病棟 / 1年目
当院へ入職を決めたきっかけ
4月に当院に入職した新人看護師です。小さいころから看護師である母親の姿を見ており、私もいずれ命に携わる仕事につきたいと思うようになりました。高校で進路を決めるときに、消防士か看護師か、正直迷いました。しかし、やはり看護師である母の存在が心強く、この道に進むことを決めました。
就職先を決めるときに「患者さまに寄り添い、経過を観察しながら看護がしたい」と考えるようになり、数ある慢性期の病院のなかでも、実家から一番近かった当院に決めました。
看護師として心がけていること
現在勤務している本館4階は慢性期療養病棟であり、自力で動ける方が少なく、寝たきりの患者さまが多い病棟です。ここで私がいつも大事にしていることは、患者さまとの会話です。
会話からは患者さまの体の状態を読み取ることができます。天気など何気ない話をしたり、患者さまの体調を聞いたりして、昨日と変わりがないかを確認します。さらに、バイタルサインから状態を把握し、その時に必要と思われる内容で、声をかけるようにしています。
もちろん、会話が難しい患者さまに対しても話しかけています。言葉はうまく発せなくても、頷くことができる患者さまに対しては、「○○できますか?」というようにクローズドクエスチョンを使うなど、話し方を工夫しています。
入職して1ヶ月が経ったころ、患者さまを受け持たせていただきました。そのころちょうど、患者さまの状態が悪くなってしまった時期と重なっており、受け持ってから2日後、患者さんは私の休みの日に亡くなられました。最後にお会いできなかったこととともに、その患者さまに対して、私にもできることがもっとあったのではないかという後悔が、今でも残っています。
しかし私は、この貴重な経験によって、患者さまとの日々の時間を大切に、患者さまのために今できることは何かを考えながら看護していく必要があることを痛感しました。これから先、看護師として生きていく間にはさまざまな経験をするかと思いますが、ひとつ一つを次につなげて、成長していければと思います。
看護は、学びの連続です
当院は1年間の研修を通して学んでいくため、焦らずしっかりと学ぶことができることは魅力的です。先輩スタッフはとても優しく、新人のことを気にかけ話しかけてくださいます。分からないことがすぐ聞ける環境は、新人にとってはとてもありがたいです。また先輩スタッフは、自分(新人)が分かっていないことに気づいて声をかけてくださることも多く、安心して働くことができています。
まだまだこれからなので先のことは考えられませんが、実習のときに在宅看護に少し興味を持ちました。在宅看護では自分ひとりで自宅に行き、アセスメントする必要があります。そのためにも患者さまの状態をしっかり読み取って行動できる看護師になりたいと思っています。患者さまとご家族の架け橋となって状況を的確に伝えられるようになりたいです。
プライベートも充実できる職場です
私は体を動かすことが好きで、休日は友達と野球やサッカーなどを一緒にやって楽しんでいます。旅行も大好きで年に1、2回行きます。仕事とプライベートはしっかり切り離して過ごせますので、充実した日々を送ることができています。